7月の電塾は京都からの帰りで、東京駅から直行だったため、第一部の良いこと物探しは間に合いませんでした…。
塾長はとても若々しく元気ですね。
第2部■ エックスライト株式会社 i1 の新しいソフトと新製品「1 Display Pro」のご紹介
ご説明、ご担当 エックスライト株式会社 営業部・担当部長 冨川 丈司様
久しぶりにX-Rite社の富川氏の高速解説を聞くことができました。
新 しい製品群のラインナップのお話しでしたが、特にアップグレードはややこしく 私はほとんど理解できませんでした。おまけにビデオも持って行けなかったので、ほとんど記憶に残っていないのです。ただ、X-Rite社は、どんどん統合 を推進してきた結果、いくつかの同様のラインナップをもつは目になってしまったので、それを一気に整理しようとしているようでした。その結果として ICCカメラプロファイル、プロファイル編集、スキャナープロファイルなどから決別する事になり、開発を終了させるそうです。そうして整理されたのが、
i1 BASIC PRO
i1 PHOTO PRO
i1 PUBRISH PROo
と言う事でした。
穴あきのマクベスチャートに出力したチャートを重ねてどれだけ近いかを見るツールも面白いものでした。どれだけ数値が追い込まれていても、結局「人間の目で見てなんぼ」と言うことでしょう。
モ ナコのエンジンを積んだ i1 Profaire は期待大です。やっとこれでまた、Macでもプロファイル作りができるようになると思います。それに素直な仕上がりが期待できるので嬉しく思っています。 そのほかフレア補正、パッチを登録、測定速度は従来の5倍と良いことずくめです。
パントンカラーマネージャーも現在のシステムにマッチしているようです。
せっかく持ってきていた ColorMunki Displayとi1Display Promadeha の解説する時間が無くなってしまったようで、来月廻しとなりました。
第3部■ 株式会社トミーテック 超高解像度で低価格な超望遠システムと」豊富なアダプターを一挙紹介 株式会社トミーテック 中川 昇様。
私はあまり存じ上げなかったのですが…。トミーテックという会社紹介がありました。
「ト ミーテック」さんは鉄道模型の「トミックス」「プラレール」、「トミカ」などの玩具が発祥だそうです。そういわれてみるとアタシも少しは聞いたことがルよ うな気がしてきました。そこでは「ボーグ」という望遠鏡を作成しているのだそうです。なぜ電塾にこのメーカーさんがやってくるのかというと…実はこの望遠 鏡はそのまま超望遠レンズになるのだそうです。
中川氏はもともと星マニア。このレンズと知り合ってから鳥の撮影へと移行していったそうです。望遠鏡をカメラに付ける発想はカメラがデジタルになったから。撮影結果をすぐに判定できるようになったためだと言います。
通常天体望遠鏡などは中央部分が問題で、周辺は多少流れていようと問題なかったそうですが…デジタルカメラの場合はその「中央部分」しか使わないのでベスト待ちなのだそうで…。
人工結晶化を行って望遠レンズとして使用できる無色透明の高品質なフローライトを製造しているのが、キヤノンオプトロン株式会社。そのレンズを贅沢に使ったラインナップが自慢だそうです。
特筆する事として数多くのアダプターが用意されていることが上げられます。
もともと望遠鏡には「絞り」という観念がありませんので、それが欲しい人のためのアダプターは20枚バネでどの絞り値でもほとんど真円でした。この子、「美人でしょ?」
絞りを見て感動している早川氏。
周 辺の流れを矯正して写りのバランスを取るフラットナーや、微妙なピント合わせをサポートするヘリコイド、そしてほとんどのカメラメーカーに付けられるよう にそろえられたマウントアダプター…。ついにはかつてペンタックスさんが発売していたオートフォーカスアダプターまで使って無理矢理オートフォーカスにす る始末…!凄い技です!
い や、面白かったですね。「なんちゃって超望遠」「でも珪石レンズ」「でも二群二枚のレンズ構成で中心は良いけど周辺はボロボロ」そんな望遠鏡を無理矢理デ ジタルカメラに付けて、後付けで絞りやら、ヘリコイドなどを付けています。これも面白いですね。自分でレンズを作り上げる気分を味わえそうです。おも ちゃ、と言うと語弊がありますが、写真好きの大人のおもちゃと言えそうです。
セミナーが終了するあたりはシグマSD1に超望遠レンズを取り付けて悦に入っていました…ひょっとしたらシグママウントも作るのかしら??
ついでに「25年ぶりの金環日食がお台場で見ることができる」という情報がもたらせました。それは来年2012年5月21日早朝だそうです。
太陽用のフィルターを付け F8 ISO100 1/1000で撮影できるといいます。ちょっと興味がありますが月曜日ですね!
「ボーグ」にご興味のある方はこちら。 http://www.tomytec.co.jp/borg/
第4部■ シグマSD1の実力を電塾チャートとダイナミックレンジチャートで検証。
同時にYAKU_Scanも比較検証します。
説明、担当 運営委員・阿部充夫 金田秀樹、山田久美夫、鹿野 宏
最後にYAKUSCANとシグマSD1のテストレポートが運営委員の阿部氏を初め、山田氏、金田氏、鹿野からありました。
期待してテストしたSD1、SD1のピクセルチャートは「見事」の一言でした。
あ まり期待せずにテストしてびっくりしたYAKUSCAN、5億7千万画素のYAKUSCAN はツボにはまると恐ろしいまでのデータをたたき出します。どちらも現在はメジャーではない「演算で補完補正をしない」タイプのデジタルカメラの仕上がりは 素晴らしい物でした。こちらは詳細をレポートにて公開いたします。少々お待ちください。
今月の一枚
珍しく懇親会に参加しないで帰った。その後早川氏から「私の記憶の限りで初めて鹿野が懇親会に出ない」といわれてしまいました。確かに…。やることが山積みで楽しく飲む気持ちにもなれないの…。
永嶋さんが持っていました。ブルートゥースのテンキー。もう少し小さい方が良いのですが…これまで見た中では一番良い物でした。早速自分でも購入してしまった…。