先月に引き続き、IODATA様のご好意で秋葉原のIOスクエアで開催されました。今までは有料スペースで定例勉強会をしておりましたが、なんとここ「IOスクエア」は無料で提供いただいているので、本部勉強会会費値下げをすることになりました。詳しくは次回電塾定例勉強会のお知らせをご覧ください!
さて、今年の午前の部「デジタルフォト講座」は首都圏在住の運営委員12人が、この日の午前中に参加者からリクエスト投票をいただきまして、票を多く集めた者から順番に行うこととなりました。本年度3月は早川塾長、4月は鹿野さんがやりましたので、その後はリクエスト順に開講します。乞うご期待!(わたくし菊池もやります)
株式会社セコニック機器事業部第一開発グループ 製品第三チーム
チームリーダー;深澤 康
電塾運営委員;玉内 公一
従来カラーメーターを製造しているメーカーが独自に設定した基準を元に写真的
色温度を表示させておりましたが、その基準も公表はされておりませんでした。
また感材も年々変化していたため、正確な色再現を求めることは結構大変でもあ
りました。
今回発売されたセコニックの「プロデジカラーC-500」は、デジタルカメラの時代に対応すべく4つのセンサーを搭載して、フィルム用の写真的色温度と人間の目をベースにした(デジタルカメラが採用する)等色関数に基づいたデジタル的色温度の2つを計ることができます。デジタルカメラのRAWデータ撮影では、現像ソフトによって色温度を表示させることもできますが、やはり単体カラーメーターによって使用する照明機材の色温度を管理することが重要ではないかと思われます。スタジオやレンタルショップなどではより便利に活用できるものと思われます。
玉内さんの報告は、デジタルマスターL-758Dと「DATA Transfer Softwere Ver.2.0」ソフトウェアを用いて、デジタルカメラの特性曲線を得ることで、撮影時のライティングや露出決定に有効活用できるのではないだろうかというものでした。
セコニックが用意した正確なグレースケールを撮影して、実写による特性曲線を描き、レンズの絞り値、シャッター速度の直線性(リニアーリティ)とカメラ固有のJPEG処理特性などを露出計に記憶させておくことで、露光決定の正確さを求めようとするものです。具体的には、どこから飛ぶか、どこからつぶれるかなどをカメラ設定、レンズごとに判断するためのものと言うことになります。
大変興味深い、便利そうな機能ですが、実際には組み合わせるレンズ、ISO感度、階調設定、ストロボの場合は用いる調光範囲ごとにプロファイルを作るという少々面倒な作業が必要になってきます。しかし、従来のバージョンに比べてアンダー、適正、オーバーと3カット撮影すれば特性曲線が描けるという改良が行われております。(従来は最低5枚、しかもそのデータの入力をステップごとに行うというものであったそうです)
このソフトウェアは本来、カメラ露出プロファイルを作成編集し、露出本体へカメラ露出プロファイルを転送するアプリケーションです。
電塾運営委員;鹿野 宏
分光測定器を使用し、ディスプレイ、プロジェクター、プリンターのキャリブレーション、それから環境光、スポットカラーの測定まで、カラージメント環境を低価格で獲ることが遂に可能となりました。
鹿野さん曰く、非常に良いそうです。ソフトウェアーの操作もウィザード形式のソフトウェアーで分かりやすく、見ている限りでは簡単そうでした。私は、ディスプレイに関しては、「ColorNavigator」を使用しておりますが、カラーモンキーが対応したら買ってみようかと・・・
分光測定器とソフトウェアーをパッケージして71,400円(KGDirect調べ)
電塾運営委員;山田 久美夫
HOYA PENTAX K20D
CANON EOS Kiss X2
SONY α350
OLYMPUS E-420
CASIO EX-F1
SIGMA DP-1
RICOH R8
撮影忘れました
他にも春の新機種がありますが、時間の関係から上記の機種のお話でした。他の機種がダメってワケじゃないですからね〜・・・
お話の内容は、来場者だけの秘密ということで...「新デジタルフォト講座BASIC」
電塾運営委員;鹿野 宏
Input Device(入力装置)とOut Device(出力装置)のお話。
デバイスによって色が違うのは当たり前!
これを理解しないと、カラーマネージメントをスイッチできないんですよね〜!
デジタルフォト講座BASIC(著者;鹿野宏)の内容を抜粋して、お話いただきました。デジタルフォト講座BASICを購入して「ココが理解できないんだよね〜!」っと、折角購入したのにページを飛ばして呼んでいる方!本部電塾には著者がいますからね〜、鹿野さんは親切に教えてくれますよ!特に女性には(笑)