電塾 2007年10月定例勉強会レポート
 
 
…AdobeのWEBソリューション…
 
 
いつものことですが、なかなかタイムリーにレポートをお届けできずに、メールには「MAC OS X Leopardがやってくる…」とかの最新情報が次々と入ってきてしまって、おそらく勉強会の翌日にレポートを書くのと、この時期まで引っ張って書くのでは、まったく違ったレポートになるのでしょうね!
で、丁度Leopardのアナウンスが入ってきた時に、WindowsでNikonのNXを快適に作業できる環境のマシーンをこしらえてくれないかと、地元の師匠から連絡がありました。と、いうことで5月の勉強会のレポートをみながら、いろいろと調べてみました。先に下記のテーブルを見てください。
APPLE Windows
CPU 64bit(PoweMacも64bitCPUですが、一先ずこの話はMacPro) 64bit(PentiamDとかCor2〜、それからAthlonx64等)
OS 64bit(Leopard) 32bit(32bitのXPまたはVista)

いよいよ32bitOSであったTigerから、64bitOSのLeopardになり、予測的には、64bitのCPUで64bitOS環境で、サポートされているアプリを使用する方が早いような気がしますよね!ではなぜNXなんかもそうですが、Windows版等の各アプリは32bitOSにしか対応していないのでしょうね?WinのOSにだって、64bitOSがあるのに…。理由は簡単で、Winユーザーが32bit環境で十分だからですよね!(実際には、マイクロソフトがintelを待っていた為で、結果的に3年近くも64bit時期を遅らせることになったそうですが…)そうすると昨今の電気屋さんで売られている「これからはVistaで!」とうい商品を購入するのにはなかなか疑問なところが生じません?!Cor2DUO搭載のなのに、標準のモデルであれば、32bit版のVistaが搭載されているんですよね!つまり、Vistaを快適に動かすには、最低1GのメモリとCor2DUOが必要なので「かなり無理してません?」てな考えになるのは私だけでしょうか?そうすると、NXをWinで快適に動かすには、32bit版XPのOSで、Cor2DUOのCPU、そして、64bit版OSなら4Gサポートされるところを、32bit版OSなので、2G積むと…ん〜、いいのかこれで…。因に、下記のテーブルを・・・。

OSが対応するCPUの数
CPU Win2000Server XP Professional XP Home Edition OS-X Tiger
OSが認識する物理的なCPUの数 最大8つ 最大2つ 最大1つ 選択肢はなく現状は2つ
 
 
第1部 自己紹介&自己主張の時間 参加者全員
 
 

参加者のこんな話…2015年には英語を話す人口が一番多い国は、中国になる!インドが毎年300万人の大学生が卒業し、英語を話せるようになる。中国は毎年320万人の大学生が卒業し英語を話せるようになる。やっぱり英語なんですね〜・・・。
自己紹介&自己主張、こんな話も出てきます。
このマイク、よく働きます!

 
 
第2部 『大連電塾のご報告とTokistar紹介』
電塾運営委員;郡司 秀明
株式会社ワイドトレード;代表 上田 晃央
 
 

ついに、メイド電塾です(笑)な〜んて、書いたら大変失礼な話です。
この美女達は、大連電塾関連で訪日されている方々です。参加者に手渡しでお土産のお菓子をお配りいただいている写真です。実際にお話しいただきましたのは、郡司さんですが講義中の写真よりこっちの方がぜんぜん良いですよね!(郡司さんごめんなさい、事実なので;笑)
9月の2、3、4、5日に、DTP関連のセミナーがありご支援というかたちで、塾長や郡司さんなどが大連に行きました。そのご報告をいつもの通り、面白可笑しくお話いただきました。
ま〜た、書けないことだらけの話でしたが、いわゆる中国のパワーを改めて知りました。本当に日本だけでなく、中国の勉強熱心な方々はどんどん知識を付けてゆき、もたもたしていると大変なことになりそうですね。と、いうか、もう大変なことになっているのかもしれません…。
さて、大連電塾にてストロボ関連で大変お世話になったという、ワイドトレードの上田さんから、トキスターのモノブロックのご紹介をいただきました。

商品名;TOKISTAR e-Light m200
最大出力が200Wで1/32まで絞れます。電圧調光だけでなく色温度変化の少ない、コンデンサー調光も併用して使用可能です。上田さんの言う最大の売りは「あらゆるメーカの内蔵ストロボに同調する」ということだそうです。つまりシンクロ接点のないコンパクトカメラで撮影する場合、本発光の前のプリ発光時にモノブロックが発光してしまう問題がなく、初心者の方でも簡単に使用可能だそうです。今後の研究としては「このモノブロックの中にTTLを入れられないか!?」など、今後も注目したいストロボメーカーさんですね。金額もお手頃で、52,290円(税込)です。購入場所は、こちらの楽天、または銀一のSTUDIOSHOP、それから共同写真、ヨドバシカメラ(一部店舗を除く)ビックカメラでも購入可能です。

 
 
第3部 『AdobeのWEBソリューション詳細』
Adobeシステムズ Webソリューション部;西村 真理子
 
 

今回はコトハジメということで、初歩の初歩の話をしていただきました。それでも、難しかったという声が少なくなかったのが現状でした。カメラマンがWebの勉強をするには、先ずは自分で作ってみることからはじめてみないと、興味すら持っていただけないものだと感じました。私の場合は、とある会社の会社概要の撮影をした際、なかば強引にHPの制作の依頼を受けてしまったものですので、必要にかられてその当時「GoLive」を購入しました。正直その仕事がなければ、どうだったか???でも、今ではその知識が、データ納品等で活躍しています。100%サーバー経由の納品ではないので、現状いわゆるレンタルサーバーを借りているわけでなく、それこそ.MAC(ドットマック)のスペースとGoLiveの力をかりて、なんとかやってます。無理してでも、簡単なWeb制作ぐらいはできるようになっておいた方がよいと私は思います。いろいろと、広がりますし…。
講義内容としましては、DREAMWEAVERをはじめ、FRASH、FIREWORKS等々のご説明をいただきました。私にとっては非常に楽しいものでした。今後のセミナーが楽しみです。

 
 
第4部 『ノイズ低減ソフトNik D fine 2.0ご紹介』
株式会社ソフトウェアートゥー;椎野 圭子 海野 広幸
 
 

4月にDXOをご紹介いただいてから、もう半年ですね!
今回は、Adobe Photoshop用プラグイン、デジタルノイズ低減ソフト「Dfine2.0」のご紹介をしていただきました。写真の持ち味であるディテールやシャープネスを保ちながら、ノイズを除去するのは大変なことです。でもこのソフトは、そういった大変な作業を誰でも簡単にできてしまうのがこの「Dfine2.0」です。
操作は簡単で、自動的にノイズを測定し、ノイズ低減をしてくれる「自動方式」と、Nikon NXでおなじみのU Pointテクノロジーを採用し、必要な箇所のみ部分的にノイズ低減を適用する「手動方式」が可能です。更には、コントラストノイズ(輝度ノイズ)、カラーノイズをそれぞれ個別に調整可能なところはうれしいですね!US版は既に発売されており、日本語版は11月発売を予定しているそうです。乞うご期待!
価格;13,440円(税込)
待ちきれない方は、US版ですが体験版がこちらからダウンロード可能です。


同じく、Adobe Photoshop用プラグイン、高機能マスキング&選択範囲作成ツール「Mask Pro 4」のご紹介もしていただきました。はっきり言って、これすごいです!色の違いを考えて、残す部分と除去する部分をいとも簡単に選択します。Photoshopの色域指定の考え方と言えばお分かりいただけるでしょうか…。とにかく、体験版で試してくださいすごいですから!!!8月末から販売されております。
価格;26,040税込

 
 
午前の部 『デジタルフォト入門講座2007年版第7回』
「カラーマネージメント実践ルールブック」
電塾運営委員;郡司 秀明
 
 

電塾WEBのトップでも掲載している「カラーマネージメント実践ルールブック」もう購入していただいていますか?正直申しまして、この手の本の内容はデジタルカメラを使用するカメラマンにとっては、殆ど仕事に差し障りのない程度に十分理解していると私は思います。問題なのは「ごくごく一部」のその先です。先日もとあるデザイナーに購入を促してきました。だって、我々がどんなに勉強しても、勉強してくれないんですもの!
郡司さんからルールブックの大枠を話していただき、この本の監修・執筆をされた上原ゼンジさんにもお越しいただき、ワークフローの部分を話していただきました。それからこの本のデザイン・制作のまとめ役をされた大里浩二さんも参加していただいてましたので、特徴等を話していただきました。
さあ、カメラマンのみなさん、この本が必要なお仕事先にお中元でお届けしてみるのもよいかもしれませんよ!

 
 
今月の一枚
 
 

相手が“男”だったらこんなシーンはありえるのか?鹿野さん!?
懇親会に参加できなかった私に、この写真と共にメールが…(笑)

文: 菊池 斉