電塾 2007年8月定例勉強会レポート
 
 
Adobe Photoshop CS3 追加検証
 
 
第1部 自己紹介&自己主張の時間 参加者全員
 
 

今月の会場は、ABCスタジオ。今自分は、都内観光スポットよりも、大手スタジオを見学できる方がとっても楽しみで、当日はいつも以上にワクワクモードな一日でした。
PhotoshopCS3のデモとのことでしたので、アドビシステムズの栃谷さんがいらっしゃるかな〜と思っていましたが、丁度全国に引っ張りだこな時期でしたので、次回以降にお預けとなりました。それでも貴重な休日(?)に同社の宮川さんがいらしてくれておりました。そんな宮川さん、7月まではLightroomの担当で電塾でもご教授いただいておりましたが、これからはWEB製品担当との辞令があり、今猛勉強中とのお話をしていただきました。このことにより、デジタル画像処理制作者には切っても切りはなせない「ネット」、今後定例勉強会で、WEB関連のプログラムが組まれてゆくのではと期待しております。

 
 
第2部 『Adobe Photoshop CS3 デモ』
電塾運営委員;永嶋 サトシ
 
 

新しくなった、Bridgeの話からスタートし、レイヤー間の位置合わせを自動化する「レイヤーを自動整列」進化したパノラマ機能の「Photomerge」はもちろん、イメージは掲載できませんが、CS3の新機能を随所に使用した、ご自身のお仕事の写真をご披露いただきました。このあたりは、勉強会に参加した方達だけの特権ということで…

 
 
第3部 『Adobe Photoshop CS3 追加検証』
電塾運営委員;阿部 充夫:鹿野 宏
 
 

写真画像をコンピューターで自由自在に、扱えるようになったのはここ最近の話(最近とは10数年のこと)コンピューターの性能も上がり、値段も安くなりました。その前は、コンピューターそのものの性能も低かったし、ビットマップデータを扱うには、高額でそれなりのマシーンがなければできない話でした。しかも今とは明らかに違ったところは、あらゆる画像処理の過程は仮の姿であり、作業されたパラメーターを最後にレンダリングしていたわけです。
そしてPhotoshopというものがこれだけ普及したのは、実データをライブビューで確認しながら作業できるという機能を持ったところです。年々コンピューターも進化してゆき、処理能力が上がり、そしてPhotoshopも進化している中で、CS2から搭載されたスマートオブジェクト。正直私は使用したことがなかったですし、これに関しては結構限られた方に使用される機能ではなかったでしょうか?!ですが、今回CS3に搭載されたスマートフィルターが、いよいよ幅い広い方々に、重宝され手放せない機能になることでしょう!
阿部さんと鹿野さんが塾生からの質問に答えるという形式でこの時間は流れてゆきました。そんな中私が「スマートオブジェクトを簡単に説明してください」との話から、このような話をいただきました。
<スマートオブジェクト(スマートフィルター用に変換)を簡単に>
例えば、一つの風景の画像があるとします。その中に人物の画像を合成します。その人物のデータを、スマートフィルター用に変換します。そうすることにより、いちいちサイズの修正やアンシャープの適用量を変更しなければならない場合、人物の元データを再度引っ張りだすことなく、スマートフィルター用に変換された人物のデータをダブルクリックすることで修正可能となるわけです。よって、人物の元データは仮にゴミ箱にいれてしまっても問題ないわけです。

 
 
午前の部
デジタルフォト入門講座2007年版第5回

電塾運営委員;阿部 充夫
 
 

今回のデジタルフォト入門講座は阿部さんが、バージョン1.1になったLightroomの新機能並びに、とても大切な復習をしていただきました。
意外と知られていない機能を話します。読み込みをする際の「プレビューを表示」というチェックボタンです。ここにチェックが入っていると「標準サイズのプレビューを生成」という項目をチェックすることができ、このことにより読み込んだ元データ先が、例えば外付けのハードディスクであった場合、そのディスクがアクティブでなくても1:1のプレビューは可能となるわけです。winの場合はディフォルトで「プレビューを表示」にチェックが入っていたような気がしましたが、少なくともMacはディフォルトでは「プレビューを表示」にチェックが入っていませんでした。知らない方は是非試していただき、今後のお仕事に有効活用してみてはいかがでしょうか!?

 
 
今月の一枚
 
 

勉強会と懇親会では足らず、GinzaのBarに行きBookを広げる

文: 菊池 斉