セミナーのオーラスは鹿野先生のCMS。
ナナオ様の協力のもと、CE、CG、それからスタジオから借りたiMACを並べてそれぞれを測色。
なかなか、こんな機会ないですよね!
i1Display2を使用して、測色後のカーブを見比べると、CEのすばらしさに興味が引かれました。CG,CEそれぞれ、殆どカーブが直線なんですよね。それから、ソフトウェアキャリブレーションタイプ、今回で言えばiMACになるのですが、ある意味すばらしいカーブを描いていました(笑)よくぞここまでカーブさせて、キャリブレーションして、なんとか最低限のところまでもってゆくというすばらしさ。
モニター選びって、本当に悩みますよね。実際そんなに安い買い物じゃないから。でも、そこでいちいち悩みたくないですよね。だったら、CGクラスになるんでしょうね。でも、現状私なんかはやっとこL567。悪い訳じゃないのだけど、ちゃんとソフトウェアーキャリブレーションできてる?って言われれば「あっ、はい・・・」って程度の返事になってしまいます。蛍光灯が5000Kでモニターに近いホワイトポイントの設定なんかも、環境光を測色するものと、D50と5000Kのそれぞれで、違いますよね。CIEが考える絶対色に近づける為に、いろいろと、関門がある訳です。ちゃ〜んと、理解していない人がソフトウェアキャリブレーションするのって、実は落とし穴じゃないかな〜と感じてしまいました。少なくとも私は自分にあったソフトウェアキャリブレーションを覚えるのに1年はかかったと思います。
お客様の為にも自分の為にも、CMSの環境はケチってはいけなですね!
report by 菊池