まず、4ショット同士でどうなるかを検証しました。結果はH4DII50MSの方がほんの少し精細。ボディとのマッチング精度の差もあるかもしれませんが1pixelチャートではやや50MSの方がきちんと記録していたようです。しかし、実用範囲の2ピクセル部分ではほとんど差を認められませんでした。このチャートの撮影、ほんの少しで優劣の差が出るので、とても難しいのですが、許容範囲に成ると判断して良さそうです。
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次に検証したのが、ワンショットと6ショット、それぞれ2億画素相当(ワンショットの場合は倍のピクセル数で撮影することで4面ぎりぎりタイリングをして2億画素相当で撮影した物と想定出来ます。(実際には「のりしろ」が存在するので9面タイリングをしないとこうはいきません。)
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これはびっくりしました。ワンショットで2倍のピクセル数で撮影したチャートと、正しく6ショットで撮影した画像の見分けが付かないのです。グラデーションでは6ショットの方が勝っているような気もしますが、よく見ると色相分離、細かいところの精細さでややワンショットに分があるようです。にしても…。ここまで仕上がり感が肉薄しているとは思いませんでした。H4DII200MSのワンショット画像の仕上がりがあまり上手では無いことを差し引いても素晴らしい出来です!
もちろん、4ショットを4面ぎりぎりタイリングした物には叶いませんが
1pixelの品質は4ショット>6ショット2億画素=1ショット2億画素と簡単に言えるでしょう。
ついでに4ショットで4面ぎりぎりタイリングした場合の画像を参考として掲載しておきます。もちろんこちらの方が遙かに精細です。…でも良い勝負をしてるでしょ?
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今回の検証に使用したレンズは全て50ミリII です。理由はシャッターのショックが少なく、安定しているから。