2019年 10月5日 定例勉強会レポート
「01α7RIVの実力」
電塾塾長 鹿野宏
何と言ってもイマコンエクスプレス以来、ほぼ20年ぶりに蘇ったマイクロショット(当時機能名)4回マルチショットを1/2ピクセルずつずらして4回撮影することで面積的には4倍の解像度を得ようという16マルチショットをソニーがついに復活させてきました。
すでに1億画素以上はレンズの関係も含めて無理だろうと考えている中で4億画素を実現できる(しかもある意味正統派の手法で)ことがとても感無量。当時は確か400万画素の16ショットで1600万画素!その時代から比べると隔世の感を覚えます
。
これがα7RIVの実力と言って間違いではないのですが、実は動画性能、特にAFとオーディオで驚くほどの進化をしてきていたのです。動画で見事に威力を発揮する顔/瞳認証、タッチトラッキング、個人顔認識。
画素数が1900万画素増加したにも関わらず変わらぬ高感度とダイナミックレンジを実現していたので、それを検証しました。
「02 フォトブックの勧め」
電塾 増田雄彦 金子貴彦氏
竣工写真やポートフォリオ、作品集、アーカイブなどに使えるクオリティと自由度が上がったフォトブックを紹介しました。
これまで作りやすくするために「ある意味」不自由なフォトブックが多かったのが、ここにきて装丁、綴じ方のバリエーションが増え、用紙、印刷クヲリティもインクジェットなども選択できるようになったようです。
ページ数も自由になり、そして金額もリーズナブルになってきたなかで、『フォトレボ」というメーカーは前進が装丁業を営んでいたということで、ページ数、装丁、綴じ方、判型、用紙の選択がかなり自由になるそうです。さらにPDF納品の場合はメーカーロゴも消せるのがおすすめ、というレポートでした。
「03 Orbital2のご紹介」
株式会社BRAIN MAGIC 代表取締役 神成大樹様 電塾前原祐介 キーボード操作を極限まで圧縮する次世代入力デバイスOrbital2 をご紹介いただきました。長時間の画像処理や編集作業をハード的にサポートしてくれる日本発のポインティングデバイスは前原氏が発見し繋いでくれました。どんどん煩雑化、複雑化するショートカットはすでに片手では打てなくなり、「いちいちマウスから手を離す」「腱鞘炎になりそうなほどアクロバティックなウド機を要求される」「そもそも作業がスムースに進行しない」など「本来の簡略化機能」から解離し始めているようです。
こんな現状を解消するために日本初(珍しい!)のポインティングデバイスが開発されたそうです。このデバイスは複数のショートカットをアプリケーションごとに内蔵し、さらに8方向のスイッチを切り替えて8方向のパラメータコントロールが可能になります。一気に多くの設定を作り上げると覚えるのが大変ですが、必要最小限の設定から始めると使いやすいようです。