九州電塾セミナーレポート

九州電塾07-05

2007.5.19



第2回九州電塾セミナーが5月19日九州造形短期大学の講義室をお借りして開催されました。
今回は、九州電塾のメンバーの井上先生にお願いしての開催です。
セミナーもやっと2回目、メンバー皆も少しは慣れてきたのすが、今回は九州初お目見えのMamiya-ZDのデジタルバックタイプのデモ等も行いましたので照明機材のセッティング等があり毎回開催場所が変わりますので、なかなか大変です。





午前中は50名以上の方に来ていただき、いつもどうり事務局スタジオサラの橘野さんからの挨拶で始まりです。
今回は私(河口)が午前中デジタルカメラについて受け持ちました、最初に大野さんの復習を行い、デジタルカメラの歴史、デジタルカメラのワークフロー等々お話をさしていただきましたが、塾長が掲げる三原則の一つ、教えることは教わること、がよくわかりました。
この講義のために私も今まで理解していたことをもう一度おさらいしたり、調べたりして、今まで以上に勉強になりましたし、皆さんの質問を聞いて勉強になった一日でした。
午後はさらに受講者の数も増えスタッフ合わせて80名ぐらいが集まりマガジンハウスの茂手木さんを講師に招いての講義開始です。
この中でまず茂手木さんよりデジタルカメラの解像度の違いや一眼レフデジタルカメラとハイエンドデジタルバックがどう違うのかなど
茂手木さん自らリーフ アプタスを持ち込んで話を伺いました。この中で印象に残っているのがあまり普段聞かない言葉として分解能の説明がありました、それからデジタルカメラがどこまで延ばせるのか、また伸ばし方の方法等受講者の皆さんも熱心に聞き入っておられました。

・デジタルカメラのデータは200%拡大が可能
 1000万画素でA2のデータが2200万画素でA1が可能になる<br>
・高画素になればなるほど三脚の使用と正確なピントが必要
・200%拡大する場合は一気に延ばさず141%次に141%と伸ばして最後に200%にする
次に茂手木さん手作りの腕時計用ライトボックスを持ち込み、照明機材は手持ちのクリップオンストロボを使用し、無線LANを使用した撮影データの転送、撮影を部分ごとに行いそれを一つにして完成した腕時計の写真にする方法など実際の目の前で転送され合成されていく時計に皆さんびっくりです。
その後エプソンのPM5800を持ち込んでプリントの講義もする予定だったのですがあという間に4時間が過ぎてしまい、質疑応答で皆さんの質問に答えるのがやっとという状況でした、茂手木さん長い時間ありがとうございました。

セミナー終了後の懇親会で、茂手木さんから今年もう一回今度はプリンタのことでぜひ来ますからという一言も聞かれ無事第2回セミナーも終了しました。



文:河口 清秀 / 写真:松嶋 仁