文責:深澤明(中部電塾運営委員)/写真:練木良充・古谷美佳子(スタジオバク)

最初にハッキリと書いておきたいことがあります

瀧本氏の生の声でなければ伝わるモノも伝わらない

もしこのレポートで瀧本氏とのやりとりを詳細に書いたとしても
雑誌のインタビュー記事と変わらなくなりそうな気がするのです

伝えられないのではありません
きっと伝わらないのです

質問を投げかけられて応えるまでの
あの何ともいえない張りつめた ”間”

決して大きくはないけれども
力のある “声”

考えつくされ
こだわりが細部にまで写しとられている
“写真”

そのすべてに惹きつけられました

そして
瀧本氏がどうしても伝えたかったこと

「どうせ東京だから」
「どうせ瀧本さんだから」
恵まれた環境とゆとりある納期
たっぷりの予算で撮影しているのだろうと

制約なんかも一般の写真家と違って
少ないのだろうと

大多数がそのように考えていると思います

でもそれは大きな誤解です

瀧本氏はやや声を大きくして話してくれました

「予算的に厳しい」
「時間がない」
「限られた場所でしか撮れない」

そういった限られた条件の中で撮影しなければならないとき
アイデアが必要なのです

どうすればいい広告になるだろうか
どうすればいい写真になるだろうか
どうすれば自分が楽しめるか

アイデアです

アイデアを具現化するために
テストを繰り返すそうです

「これでいいや」
がないのだと言います

瀧本氏が撮影を担当したCFも見せてもらいました

写真と動画

写真家でありながら動画も撮影する

瀧本氏の師匠である藤井保氏も
写真家でありながら動画も撮られていたそうです

「その仕事スタイルを見ていたから」
と言います

瀧本氏は名古屋のご出身です

「生まれ故郷である名古屋で行われている勉強会から
声をかけてくれたのが嬉しかった」
と言ってくださいました

「名古屋以外からだったら引き受けていなかったかも」とも

ビールとおつまみをいただきながらささやかに行う懇親会も
最後までいてくださり
加された方々と談笑されていました

この身近な距離感が中部電塾の魅力です

講師の方と直接話ができる
聞きたいことが聞ける

積極的になればなるほど身になると思います

瀧本氏の真っ赤な紙に白い文字の名刺
印象的でしたね

ちなみにマネージャーの女性は
真っ白い紙に真っ赤な文字の名刺です

マネージャーさんにはとても丁寧に対応していただき
恐縮いたしました

翌日には高知へロケで行かれるというハードスケジュールの中
そしてお盆の混雑する新幹線に乗って
瀧本氏は中部電塾に来てくれました

中部電塾に
また新たな伝説が生まれました

2008.8.16